Mont-Saint-Michelをお届けしてきました

先週末は祖母の一周忌で岡山に帰省していました。

帰省に合わせて、プロフィール写真撮影と大阪の個展でお求めくださった作品の納品もさせていただきました。

 

日曜日の午後、実家を出て河村さまのお宅に向かいました。

以前ご自宅にお伺いしていたこともあり御宅の内装や雰囲気を知っていたため、額装は「これ!」というイメージがありました。

お届けに上がると車の音で気が付いて、外まで迎えに出てきてくださいました。

 

ニコニコと満面の笑顔でした。

「楽しみに待っていたんです^^

今日がとても待ち遠しくて仕方なかったんです。」

そう言って笑顔でお出迎えくださいました。

まずは忠くんにお線香をあげてご挨拶。

「こんにちは!今日はエイトで来たよ!」

彼と同じ車で、作品をお届けしたかった。

 

早速作品を開封してお見せすると、

「わーーーーー!すごい!すごーーーーーーい!!」

お母様は拍手をしながら喜んでくださいました。

 

こんなに喜んでもらえるなんて!

私の方が感動してしまいまいた。

お父様がニコニコしながら

「この写真を飾ったところを是非見て欲しいのですが、もうしばらくお時間大丈夫ですか?」

そうおっしゃってくださり、もちろん喜んで!オッケーしました。

 

作品は玄関の一番照明が綺麗な場所に飾ることに決定。

「玄関にあると、毎日「いってきます」、と「ただいま」が言えますね。」

私はなんとなくそう言ったのですが、

「ああ!それはいいですね!そんな挨拶もしばらく言ってなかったような気がします」

そう言ってにっこり微笑んでくださいました。

私はじーん、と胸が熱くなって、涙がこみ上げそうになるのを我慢しました。

 

kawamurasama-2

額の位置を決めて、フックをかけ、いよいよお父様が作品をかけてくださいました。

 

IMG_4263

まるで誂えたように雰囲気がぴったり!

ちょうどお花が届いて、そのフラワーアレンジメントがさらに雰囲気にぴったりで、お母様がとても喜んでいらっしゃいました。

写真を飾った後、忠くんも一緒にこの写真を見ているような、そんな気がしました。

 

ここで忠くんと一緒に、作品がご家族を見守ってくれるといいなと思いました。

kawamurasama-4

 

 

まだまだお辛い時期のはずなのに、

笑顔で応援してくださるご両親に、

私ができることを精一杯やろうと決意しました。

 

私が生きる使命を全うしよう。

私は私の人生を精一杯生きよう。

そしてまた、私がファインダー越しに見た世界をお見せすることができるように、

もっともっと精一杯頑張ろう。

そう気持ちを新たにしたところで、

「祥子さん、体だけは気をつけてくださいね。」

そう優しく声をかけてくださったお母様に、ハッとさせられました。

 

パリに行った4月から今までは、無我夢中で走り続けてきて、実を言うと疲労困憊の私の体。

私が元気で健康だからこそ、いい仕事をすることができる。

まずは私が元気なことが、一番の仕事だなと改めて気付かされました。

走り続けるために、もっと頑張るために。

それは私にとってとても幸せなことだから。

 

 

作品を手渡しで受け取ってもらえることの幸せは、何にも代えがたいものでした。

今回の個展では、本当に貴重な体験の連続で、私自身が大きく成長する機会を与えてもらいました。

 

どれほどたくさんの人に支えられているのかと、感謝してもしても足りないくらいです。

 

また新しい作品を撮りに行かねばと、心新たに決意しました。

 

心から感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

(※河村さまには掲載の許可を頂戴しました。)