転職活動をやめると、途端に時間を持て余した。
社会人になって初めて、空白の時間だった。
「私は何をしたいのだろう。」
これからの人生をどうするのか。
私はどうしたいのか。
結婚とともにライフスタイルが大きく変わった気がしていた。
私は一人でずっと悩んでいた。
気がつけば、私の周りにはサラリーマンの友達よりも
経営者、起業家の友人が多くなっていた。
今までサラリーマンとして働くことが当たり前だった。
自分も、家族も、友人も。
今の私の周りは夫を始め、
雇われない働き方をしている人がたくさん身近にいる。
コンサルタント、講師、司会業、コーチ、カメラマン、サロンオーナー、製菓店オーナーなど業界は様々。
独立している人たちの仕事は様々でも、
それぞれが、
自分の資質に気づき、自分の使命を仕事として生きている。
ただ単に「好き」や「お金のため」という気持ちだけではなく、
それぞれが自分の中にある、
唯一無二の「経験」と「資質」に生きているように感じた。
私は与えられた仕事をするサラリーマンという働き方が、どこか「当たり前」だと思っていた。
私は「生活のため」「自分が維持したい生活レベルのため」
という諦めのような感覚で働いていたし、
それが生きる上で当然だと思っていたからだった。
ライフスタイルがこれほど多様化していることに、改めて気付かされた。
そして、自分の「資質」や「使命」に生きている人たちが眩しかった。
さて、私の唯一無二の「資質」とは何だろうか。
つづく