職業、一人女親方、フリーランス現場監督。
経歴、営業から設計、施工管理すべて経験し、建築業界で起業。
「どうしても祥子さんに撮ってもらいたいんです!」
こんなにも手放しに求められたのは初めてだったかもしれない。
涙が出るほど嬉しかった。
みんなから「監督!」と親しみを込めて呼ばれるのは、柏木佐恵子さん。
私が佐恵子さんと知り合ったのは、共通の知人のパーティーだった。
共通の知人である菅原さんの元にはお二人のお人柄に惹かれた人々が集い、
集った仲間同士が繋がり、
まるで古くからの友人のような関係になりました。
生きている人間同士が、顔と顔を合わせて向き合う。
ごく当たり前のことを大切にする、だから同じ価値観の人が集うのだと思った。
佐恵子さんと初めてお会いしたのがつい2ヶ月前。
彼女が口を開けば周りはみんな爆笑の渦になり、みんな佐恵子さんが大好き。
男性社会の建築現場で働くフリーランス現場監督という経歴に興味が湧かないはずがない。
気風の良さと、人情厚いお人柄。
私は彼女の強いながらも繊細な笑顔に強く惹かれた。
「この方の力強さは一体どこからくるのだろう?」
嬉しいことに私たちは両想いだったようで(笑)
今回お写真を撮らせていただくことになった。
撮影当日のカウンセリングでお聞きしたのは、
彼女の生き方、お仕事のこと、クライアントさんのこと、
ボランティアのこと、病気のこと・・・。
スピード感と正確さが要求される仕事をこなす。
プロジェクトをまとめ上げるのは、持ち前の推進力と行動力。
そして懐の深い包容力で温かく包み込んでくれる。
なんて魅力的な人だろうと思った。
垣根が全くない、自己開示。
ああこの人は、心を開くことに抵抗がないんだ。
だから周りから愛される。
だから私はこの人に強く惹かれたのだ。
私は佐恵子さんの凛々しい表情、女性らしく柔らかい表情を撮ることに決めた。
撮影を通じて、私自身とても励まされました。
仕事の中には思い通りにいかないこともあるし、
素晴らしい出会いになる仕事もある。
とことん人が好きだから、人に関わり人に会う仕事を選んだ私たち。
良いことも、良くないこともありつつ生きていく。
こうして知り合えたことが何よりの宝物だった。
私も彼女のように、のびのびとしなやかに生きていきたいと思った。
佐恵子さん、ありがとうございました!